2025年度
歯学部へ行こう「入試のポイント」 Vol.4
現在、全国に歯学部は国立大学に11、公立大学に1、そして私立大学に17と国公私立大学を合わせると29の歯学部があります。歯学部受験を考える際に、偏差値(難易度)と合わせて学費も気になると思います。
国立大学歯学部や公立大学歯学部の場合、学費は私立大学歯学部に較べると負担は小さくなります。私立大学歯学部の場合は6年制と言うこともあり、他の学部や国公立歯学部に較べると学費負担は大きくなります。
歯学部受験生の皆さんも保護者の方も、やはり私立歯学部の学費は気になるところでしょう。
では、私立歯学部の学費はどうなっているかを、まず見てみましょう。
2025年4月入学者の6年間の学費ランキング
大学名 | 6年間の学費 |
明海大学 | 1793万円 |
朝日大学 | 1793万円 |
日本歯科・新潟 | 2100万円 |
奥羽大学 | 2150万円 |
北海道医療大学 | 2460万円 |
松本歯科大学 | 2528万円 |
鶴見大学 | 2625万円 |
福岡歯科大学 | 2630万円 |
昭和大学 | 2700万円 |
神奈川歯科大学 | 2700万円 |
岩手医科大学 | 2760万円 |
日本大学・松戸 | 2940万円 |
愛知学院大学 | 3114万円 |
日本歯科・東京 | 3153万円 |
大阪歯科大学 | 3150万円 |
日本大学 | 3160万円 |
東京歯科大学 | 3190万円 |
と、なっています。
私立歯学部受験生の皆さんなら、「人気校の学費は高い傾向にある」と感じるでしょう。
私立歯学部で一番人気と言ってもいい、東京歯科大学の学費が一番高くなっています。
東京歯科大学は手厚い教育を行うために教員数が多くなっていることが学費に影響しています。
この他の歯学部の学費を見ると、東京歯科大学に次いで日本大学歯学部、大阪歯科大学、日本歯科大学生命歯学部となっています。
まさに、「人気校の学費は高い」となっています。
そんな中、唯一昭和医科大学歯学部の学費は私立歯学部の中でも真ん中あたりで、6年間の学費は3000万円を下回る、2700万円となっています。
また、同じ日本歯科大学でも、東京の生命歯学部と新潟生命歯学部では学費が異なり新潟生命歯学部の6年間の学費は2100万円と東京の生命歯学部より1053万円も低くなっています。
私立歯学部の学費についてザックリとはお分かりいただけたかと思いますが、「歯学部の偏差値ランキング」と合わせて見て行きましょう。
歯学部の偏差値は、駿台予備学校発表の2025年度入試に向けた偏差値です。
2025年度 私立歯学部の偏差値と学費
大学名 | 6年間の学費 | 偏差値 |
明海大学 | 1793万円 | 44 |
朝日大学 | 1793万円 | 44 |
日本歯科・新潟 | 2100万円 | 43 |
奥羽大学 | 2150万円 | 42 |
北海道医療大学 | 2460万円 | 45 |
松本歯科大学 | 2528万円 | 42 |
鶴見大学 | 2625万円 | 41 |
福岡歯科大学 | 2630万円 | 43 |
昭和医科大学 | 2700万円 | 49 |
神奈川歯科大学 | 2700万円 | 45 |
岩手医科大学 | 2760万円 | 43 |
日本大学・松戸 | 2940万円 | 43 |
愛知学院大学 | 3114万円 | 46 |
日本歯科・東京 | 3138万円 | 46 |
大阪歯科大学 | 3150万円 | 49 |
日本大学 | 3160万円 | 45 |
東京歯科大学 | 3190万円 | 49 |
この表を見ると、だいたい「偏差値の高い歯学部は、学費も高い」と言ってもよさそうです。
そんな中、やはり昭和医科大学歯学部が目立ちます。駿台予備学校の「歯学部の偏差値ランキング」によれば、昭和医科大学歯学部は東京歯科大学と同じ偏差値49で、「私立歯学部で最も難しい」とされています。
一方で、6年間の学費は私立歯学部では平均的な学費となっています。
昭和医科大学歯学部は、「お得な歯学部」と言ってもよさそうです。
なお、私立歯学部では多くの大学で特待制度を持っています。
特待制度を持っていないのは6年間の学費が最も安い明海大学歯学部と朝日大学歯学部、そして人気ナンバー1と言っていい東京歯科大学の3校だけです。
歯学部の学費を考える際には、特待制度も合わせて調べるといいでしょう。
次回に続く・・・