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歯学部入試のポイント


2026年度
歯学部へ行こう 「入試のポイント」 Vol.5

歯学部の学費と偏差値の関係はどうなっている?

現在、全国に歯学部は国立大学に11、公立大学に1、そして私立大学に17と国公私立大学を合わせると29の歯学部があります。歯学部受験を考える際に、偏差値(難易度)と合わせて学費も気になると思います。

国立大学歯学部や公立大学歯学部の場合、学費は私立大学歯学部に較べると負担は小さくなります。私立大学歯学部の場合は6年制と言うこともあり、他の学部や国公立歯学部に較べると学費負担は大きくなります。
歯学部受験生の皆さんも保護者の方も、やはり私立歯学部の学費は気になるところでしょう。

では、私立歯学部の学費はどうなっているかを、まず見てみましょう。


2026年4月入学者の6年間の学費ランキング

 

大学名 6年間の学費
明海大学 1793万円
朝日大学 1793万円
松本歯科大学 2008万円
日本歯科・新潟 2100万円
奥羽大学 2150万円
鶴見大学 2625万円
福岡歯科大学 2630万円
北海道医療大学 2700万円
昭和大学 2700万円
神奈川歯科大学 2700万円
岩手医科大学 2760万円
日本大学・松戸 2940万円
愛知学院大学 3114万円
日本歯科・東京 3153万円
大阪歯科大学 3150万円
日本大学 3160万円
東京歯科大学 3190万円

と、なっています。

松本歯科大学が6年間の学費を520万円もの低減を行い、私立歯学部で明海大学歯学部、朝日大学歯学部に次いで3番目に学費負担の少ない大学となりました。日本歯科大学新潟生命歯学部の学費引き下げに続いての学費引き下げです。

私立歯学部は、より良い学生を確保するため、学費の引き下げが今後もありそうです。

一方で、北海道医療大学歯学部が6年間の学費を240万円引き上げます。
これは特待制度を充実させ、これまでのS特待、A特待に加えて新たにB特待を設けることに伴っての学費改定です。

歯学部の学費一覧を見て、私立歯学部受験生の皆さんなら、「人気校の学費は高い傾向にある」と感じるでしょう。
私立歯学部で一番人気と言ってもいい、東京歯科大学の学費が一番高くなっています。
東京歯科大学は手厚い教育を行うために教員数が多くなっていることが学費に影響しています。
この他の歯学部の学費を見ると、東京歯科大学に次いで日本大学歯学部、大阪歯科大学、
日本歯科大学生命歯学部となっています。
まさに、「人気校の学費は高い」となっています。
そんな中、唯一昭和医科大学歯学部の学費は私立歯学部の中でも真ん中あたりで、6年間の学費は3000万円を下回る、2700万円となっています。

また、同じ日本歯科大学でも、東京の生命歯学部と新潟生命歯学部では学費が異なり新潟生命歯学部の6年間の学費は2100万円と東京の生命歯学部より1053万円も低くなっています。

私立歯学部の学費についてザックリとはお分かりいただけたかと思いますが、「歯学部の偏差値ランキング」と合わせて見て行きましょう。
歯学部の偏差値は、駿台予備学校発表の2025年度入試に向けた偏差値です。

2026年度 私立歯学部の偏差値と学費

 

大学名 6年間の学費 偏差値
明海大学 1793万円 48
朝日大学 1793万円 47
日本歯科・新潟 2100万円 46
奥羽大学 2150万円 46
北海道医療大学 2460万円 49
松本歯科大学 2528万円 45
鶴見大学 2625万円 45
福岡歯科大学 2630万円 46
昭和医科大学 2700万円 52
神奈川歯科大学 2700万円 48
岩手医科大学 2760万円 46
日本大学・松戸 2940万円 47
愛知学院大学 3114万円 49
日本歯科・東京 3138万円 49
大阪歯科大学 3150万円 50
日本大学 3160万円 50
東京歯科大学 3190万円 52

この表を見ると、だいたい「偏差値の高い歯学部は、学費も高い」と言ってもよさそうです。

そんな中、やはり昭和医科大学歯学部が目立ちます。駿台予備学校の「歯学部の偏差値ランキング」によれば、昭和医科大学歯学部は東京歯科大学と同じ偏差値52で、「私立歯学部で最も難しい」とされています。

一方で、6年間の学費は私立歯学部では平均的な学費となっています。
昭和医科大学歯学部は、「お得な歯学部」と言ってもよさそうです。

なお、私立歯学部では多くの大学で特待制度を持っています。
特待制度を持っていないのは6年間の学費が最も安い明海大学歯学部と朝日大学歯学部、そして
人気ナンバー1と言っていい東京歯科大学の3校だけです。

北海道医療大学歯学部が特待制度を充実させたように、私立歯学部は「より良い学生の確保」のために特待制度を充実させています。
例えば、奥羽大学歯学部は6年間の授業料が全額免除となる特待制度を持っています。
愛知学院大学歯学部では6年間の学費のうち、1560万円が免除となる特待制度、福岡歯科大学歯学部では6年間の学費のうち1250万円が免除となる特待制度を持っています。

岩手医科大学歯学部では6年間の学費が420万円(5名)、6年間の学費が960万円(10名)となる特待制度を持っています。
歯学部の学費を考える際には、特待制度も合わせて調べるといいでしょう。

なお、私立歯学部の推薦・AO・一般の受験校に迷った時は私立歯学部専門のオンライン個別指導予備校メルオンにご相談ください。

オンライン個別指導メルオンのホームページは、こちら
 https://www.meluon.com/

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