臨床に強い歯科医師をめざして

超高齢社会を迎え、人口減少の時代が到来する中で、「いかに豊かな人生を送るか」というQOL(Quality of Life)が重要視されています。
歯学科では、歯科医療に関する確固たる知識・技術の修得をベースに、豊かな人間性や感性、広い視野、国際性を身につけます。そして、歯科医療を通じて人々のQOLを向上させ、人々に生きる喜びを与え、国際未来社会で活躍し得る歯科医師を育成します。
歯学科の特色
1 感性を育てる徹底した基礎教育と少人数制
本学歯学部の教育の特色は、徹底した基礎教育と少人数制による専門教育です。1・2年次の基礎教育では、単なる一般教養ではなく、患者様の立場になって診療するための「感性を育てる科目」を多く設置しています。3年次以上の専門科目の一部と病院実習を行う5年次は、1グループ10人程度の少人数制で行われます。
2 国際性の涵養
国際性を身につけるための海外研修制度の充実も、本学の大きな特色の1つです。年間36人、5年生の4人に1人が参加し、研修費用は大学が全額負担します。研修先はアメリカ、イタリア、フィンランド、中国、メキシコなど世界各国に広がり、歯科事情が全く異なる国々で歯科医療の現状や最新事情について学びながら、現地学生と交流することができます。
3 確かな技術を修得する臨床実習
5年次から約1年間かけて取り組む臨床実習は、それまでに修得してきた知識や技能を携え、初めて医療現場に立つ機会です。併設する付属病院内の14の診療科などを回り、専門医の指導やアドバイスを受けながら診療実習を体験するだけではなく、治療のサポートを行ったり、高度な技術に接することによって、卒業後の臨床研修、そして来るべき歯科医師デビューに備えます。
4 卒業後サポート
臨床医として働くために卒業後1年以上の臨床研修が義務づけられていますが、歯学科には約30年の歴史を有する臨床研修の専門機関(PDI)があり、治療計画から歯科医院の経営方法まで、総合的な知識・技術が修得できます。また、開業後にフォローアップが受けられる生涯研修(CE)制度もあり、万全のサポート体制を整えています。
明海大学病院

5年次から約1年間、学生の臨床実習の舞台となる明海大学病院は、有能な歯科医師の育成機関、そして地域社会に開かれた医療機関としての機能を十分に果たす大学病院です。近年急増している顎関節症の専門治療機関である顎関節診療部をはじめ、インプラント専門医が集まるインプラントセンター、障害者・高齢者を治療する障害者・地域医療連携センターなど、高度な医療を実践できるスタッフを擁しています。
PDI(埼玉・東京・浦安歯科診療所)

PDIは、約30年の歴史を誇る、日本初の2年制歯科医師臨床研修機関です。義務づけられている卒業後の臨床研修のみならず、治療計画から歯科医院の経営手法まで、臨床歯科医として必要な知識・スキルの修得を総合的にサポートしています。
安心して学べる学費設定

全国私立大学の歯学部における6年間納入金額の平均額は、約2,715万円(2019年度入学生)。これに対して明海大学歯学部の学費は、私立大学歯学部の中でも低額な1,888万円という金額に抑えられています。これは、健全な経営基盤と安心して学修に専念できる環境づくりに尽力してきた成果の1つでもあります。