日本大学松戸歯学部

超高齢社会を迎えた日本の歯科医療は、虫歯や歯周病などの疾患型の治療にとどまらず、口腔の健康を保持・増進して全身の健康維持や健康長寿の延伸につなげることに大きな期待が寄せられています。
本学部は創設当時から、歯科医学を「オーラルサイエンス（口腔科学）」と捉え、医学の一分科としての教育を展開。医療人としての人格を備えた全人的な歯科医師の育成をめざしています。

基礎歯科医学と基礎医学の「学問体系別講義」と、１つのテーマに様々な専門分野の教員がアプローチする「統合型講義」を連携させた総合的な教育体制を敷いています。

◇特色のある講義「歯科医学総合講義１～６」 を設置
ひとつのテーマに対して様々な専門分野の教員がアプローチする「統合型講義」を各学年に
配置しています。例えば、5 年次の履修科目である「歯科医学総合講義5 」では、歯科
医師国家試験過去問題に基づいたいくつかのテーマについて学修します。

　テーマ：「診療の流れ」における授業の進行について（抜粋）　
　　STEP１. 検査の基礎、検査結果の読み方を学修
　　STEP２. 医療記録方法について学修
　　STEP３. 治療に使用する器材について学修
　実際に国家試験に出題される問題の演習を行いながら授業が進行する。

松戸歯学部は、全ての学生が国家試験同格の栄冠を手にするために、「学生ファースト」で国家試験対策第一に歩み続けます。

松戸歯学部国家試験対策宣言
１．全国にひとりでも多くの歯科医師を輩出します。
（2023年度実績：合格者総数 120名 第2位）
２．国試合格率を上げるための留年はありません。
（2023年度実績：6年生 139名中123名卒業 卒業率 88.5%）
３．既卒生も卒前と変わらぬ学修環境を整えます。
（2023年度実績：本学特別研究生 合格率77% 既卒者合格者数36名 第3位）
※特別研究生：本学の既卒生対象国家試験支援制度でサポートを受けた学生
※赤字順位：全国私立歯科大学 17 校中の順位

2024（令和6）年4月、新校舎「50周年記念棟」の使用を開始しました。
新しい校舎には教育・研究・管理の場としての中核を担う機能を集約します。特にラーニング・コモンズは能動的な学修環境の中心として機能し、記念講堂は、式典や学会に幅広く利用できます。

学生が臨床実習を行う付属病院は、最新の診療機器や電子カルテシステムが導入され、1日の来院患者数が700人を超える大規模な病院です。学生は指導医とともに、患者さんのマネジメントを行いながら実践力を養います。
また、地域医療実習として高齢者・障害者福祉施設での学外研修やグループホームなどへの訪問診療を実施し、地域医療に貢献できる歯科医師を養成します。