2027年度
歯学部へ行こう 「入試のポイント」 Vol.1
私立歯学部入試の種類と合格のポイント
1. はじめに
2. 私立歯学部入試の種類とその特徴
2-1. 一般選抜(一般入試・共通テスト利用入試)
2-2. 学校推薦型選抜(指定校推薦・公募推薦)
2-3. 総合型選抜(旧AO入試)
2-4. 特別選抜(帰国子女・社会人・留学生)
3. 自分に合った入試方式の見極め方
4. まとめ
私立歯学部を目指すにあたり、入試制度の理解は志望校合格への第一歩です。かつては学力試験による一般選抜が主流でしたが、近年は多様な背景を持つ受験生に対応するため、推薦型や総合型、特別選抜など、さまざまな方式が導入されています。
現在の私立歯学部入学者のほぼ半数が推薦型・総合型で入学しています。その学校推薦型選抜・総合型選抜は大学によって試験内容が大きく異なります。
歯学部を志望する受験生が自分の適性や強みに応じて適切な入試方式を選び、早期から準備を進めることが、合格の可能性を高める上で非常に重要です。「自分に合った歯学部入試」を選ぶことで合格の可能性はグッと高まります。
本稿では、私立歯学部入試の代表的な方式を解説し、それぞれの合格ポイントを詳しく紹介します。
【一般入試】
最も基本的な入試方式であり、主に学力試験によって選抜が行われます。英語、数学、理科1科目(化学・生物・物理)の3科目を課す大学が多く、記述式とマーク式の両方が採用されています。この他に面接と小論文が課される大学が多くなります。また、前期(1期)と後期(2期)の2回の試験を行なうことが一般的です。
合格のポイント:
- 各大学の出題傾向を把握し、過去問題を繰り返し解くこと
- 苦手科目を早期に克服し、得意科目で安定した得点を目指す
- 模試の結果を分析し、弱点の補強
- 時間配分と記述対策の実戦練習
受験生が間違いやすいのが「難しい問題を解けるようにすること」です。私立歯学部一般入試の試験問題そのものは、基本的・標準的な問題が多くなります。私立歯学部入試で合格するために満点は必要ありません。必要なのは「合格点」で、概ね「7割」で間違いなく合格ラインを超えます。
私立歯学部一般入試で合格するためには、難しい問題を解けることより、「当り前の問題」を確実に解くことの方が重要です。
ただ、「解ける」だけでは不十分です。「私立歯学部入試は試験時間が短い」という特徴があります。試験時間が短い中で合格点を取るためには「解ける」だけでなく「早く正確に解ける」必要があります。そこを意識した勉強を進めてください。
【共通テスト利用入試】
国公立大学と同様に、大学入学共通テストの成績を利用して合否を判定する方式です。
共通テストを受験することで、学力試験は終えたことになり各大学では面接や小論文だけを受けることになります。
私立大学歯学部でも導入が進んでおり、奥羽大学歯学部を除く16の私立歯学部で実施されています。一般入試と同じように学力の客観的な評価が重視されます。
合格のポイント:
- 共通テストの対策を万全にして、高得点を狙う
- 大学ごとの利用科目・配点・ボーダーラインを事前に確認
- 複数校に出願できる利点を活かして併願戦略を立てる
ただし、私立歯学部共通テスト利用入試のボーダーラインは、募集人員が少ないことと国公立併願者が多い、ということからかなり高くなります。事前に各大学のボーダーライン得点率を調べておくといいでしょう。
高校からの推薦を受けて出願する方式で、17の私立歯学部全てで実施されています。他学部では調査書・面接・小論文などで評価されることが多いのですが、私立歯学部の学校推薦型選抜(推薦入試)では学力試験が課されることが一般的で「学力勝負」となりますので、学力試験対策は欠かせません。
合格のポイント:
- 志望校の過去問を調べて傾向を把握し、「どこまでやればいいのか」を考えた学習
- 志望理由と将来のビジョンを明確にする
- 小論文・面接対策を事前に十分行う
ここで問題になるのが、東京歯科大学や日本歯科大学など「過去問を公表していない大学がある」ことです。また、大阪歯科大学では推薦の過去問は1年分しかくれません。これでは、傾向をつかむことは難しくなります。例えば東京歯科大学推薦の数学は一般選抜の数学とは全く違います。一般選抜の過去問を見て準備をしていると推薦入試の試験当日、入試問題を見て驚くでしょう。
「過去問が無い」そういった場合は、オンライン個別指導メルオンのように私立歯学部専門の予備校に相談してみるといいでしょう。そういった歯学部専門予備校であれば、過去の受験者からの報告でほとんど完璧に過去問を把握しています。
ちなみにオンライン個別指導メルオンでは2026年度東京歯科推薦に10名が挑戦し9名が合格しています。しっかりとした「東京歯科推薦対策」の成果と考えられます。
私立歯学部の学校推薦型選抜の試験内容は大学によって、かなりの違いがあります。
東京歯科大学、昭和医科大学歯学部、大阪歯科大学の推薦では英語、数学、理科1科目が課されます。一般選抜と同じ内容の学力試験になります。
一方で、日本歯科大学の推薦入試の学力試験は英語だけになります。日本大学歯学部推薦の筆記試験は「適性試験」で、何が出るのか受験生は不安に思うかもしれません。中には愛知学院大学歯学部推薦入試のように「小論文と面接」のみの試験を行なう大学もあります。
また、「併願可」の歯学部推薦入試もありますので、上手く利用すればチャンスが膨らみます。
現在、12の私立歯学部で実施されています。大学が求める学生像に合致するかを総合的に判断します。学力以外の資質も重視されますが、多くの大学では「学力試験」が課されます。他学部の総合型選抜について「総合型選抜では志望動機、入学後にやりたいこと、活動履歴が重要」と言われていますが、歯学部は全く違います。CBT、卒業試験、歯科医師国家試験といった大きなハードルが待ち受けていますので、「入学後、歯学部の勉強についていけるか」が様々な角度で問われます。
合格のポイント:
-志望校の総合型選抜(AO入試)の試験内容を調べて、具体的な対策を進める
- 志望理由や自己PRを具体的に表現
- 高校生活での活動実績を整理してアピール
- 面接・プレゼンの練習も重要
私立歯学部の総合型選抜(AO入試)で合格するためには志望校の総合型選抜の試験内容を把握することが何より重要です。ただ、昭和医科大学歯学部の総合型選抜のように「模擬授業と理解度の確認」というように、具体的な試験内容が分かりにくいことが多くあります。志望校のオープンキャンパスなどで具体的な試験内容を聞いてください。
メルオンのような歯学部専門予備校に聞くのもいいでしょう。そういった予備校なら「昭和医科歯学部AOに合格した生徒は試験対策としてこういうことをしていた。試験当日、合格者は皆こうしていた」ということも教えてくれると思います。予備校が行う「昭和医科大学総合型選抜対策講座」などを利用するのもいいと思います。
歯学部志望者の人気が高く「偏差値の高い」昭和医科大学歯学部ですが、総合型選抜には学力試験はありません。「偏差値が足りない」受験生でも、的確な準備をすることで十分に昭和医科大学歯学部に合格することが出来ます。
特定の背景を持つ受験生向けの方式で、個別の評価基準が設けられていますので、まずは試験内容を把握してください。
合格のポイント:
- 自分の経験が歯学部入学後、また歯科医師になって歯科医療にどう役立つかを明確に
- 日本語力や基礎学力の確認
- 面接と書類準備を丁寧に
入試方式の選択は、自分の強みに応じて戦略的に行うべきです。私立歯学部受験は総合型選抜(AO入試)、学校推薦型選抜(推薦入試)、一般選抜(一般入試)と3回のチャンスがあります。歯学部合格の可能性を高めるために一般選抜だけでなく総合型選抜、学校推薦型選抜の受験を考えてみてください。
他学部の総合型・学校推薦型は「学力試験無し」が一般的ですが、歯学部は違います。歯学部は「歯科医師になる」という目的のために進学する学部ですから、「歯科医師になれる受験生か」が問われます。私立歯学部では留年する学生がいることも事実です。こういった状況もあり、私立歯学部入試では「6年間の歯学部の授業について行けるか」が問われるため、学力試験が当たり前にあります。
昭和医科大学歯学部総合型のように学力試験の無い歯学部入試もありますが、学力試験とは違う方法で「歯学部の授業について行けるか」がキッチリと問われます。
私立歯学部の学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)は、大学によって試験内容や試験科目が異なります。自分にあった歯学部入試を行う大学を調べることは私立歯学部合格の第一歩です。保護者の方も協力して具体的な受験校を考えて下さい。
自分で調べるのは大変かもしれません。そんな時は私立歯学部受験に詳しい予備校に相談してみるといいでしょう。
私立歯学部の入試は多様であり、複雑です。学校推薦型選抜(推薦入試)の試験科目一つをとっても、東京歯科大学や大阪歯科大学、昭和医科大学のように英語、数学、理科1科目の大学もあれば、日本歯科大学推薦のように英語だけの大学もあります。また、昭和医科大学歯学部の推薦入試では数学に代えて国語で受験することも可能です。国語は現代文だけで古文・漢文は出ません。自分に合った入試方式、受験大学を選び、計画的に準備を進めることで、歯科医師としての第一歩を確実に踏み出すことができるでしょう。予備校が行う大学別の推薦対策講座や総合型対策講座を利用すると的確な対策が進められます。
私立歯学部志望者は、必要以上のことをやることが非常に多くあります。高校、塾、予備校が私立歯学部受験について詳しくないことから生徒に過大なことをやらせてしまいがちです。志望する私立歯学部に合格するためには「どこまでやればいいのか」をきちんと考えて勉強を進めて下さい。
また、私立歯学部入試では小論文と面接の準備も欠かせません。ここで気を付けなければならないのは「小論文対策・面接対策」では不十分と言うことです。やるべきは「小論文対策・面接対策」ではなく、「歯学部の小論文対策・歯学部の面接対策」です。
例えば歯学部の小論文のほとんどは、例えば「高齢社会における歯科医師の役割について、あなたの考えを600字で書きなさい」といった「歯科に関するテーマ型」になります。ここに焦点を絞った歯学部の小論文対策が欠かせません。歯学部専門のメルオンでは「歯学部の小論文完全後略本」を希望者にプレゼントをしていますので、そういったものを利用するのもいいでしょう。
歯学部の面接で問われるのは「歯科医師への覚悟」です。「入学後、本気で歯学部の学習に取組めるのか」が何より重要です。「親が歯科医師だから」は言っていけないことではありませんが、歯科医師を目指す理由としては全く不十分です。歯学部の面接官が満足する答えを準備するようにしてください。
オンライン個別指導メルオンのホームページは、こちら
https://www.meluon.com/





















