2025年度
歯学部へ行こう 「入試のポイント」 Vol.3
私立歯学部推薦入試(学校推薦型選抜)は3年分の過去問を見たいが、無くても大丈夫
大学受験は一般選抜(一般入試)が「本番入試」と言われてきましたが、最近は学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)での入学者が全入学者の半数を超えるほどになってきています。
私立歯学部受験でも同じように、一般選抜(一般入試)ではなく、学校推薦型選抜(推薦入試)が「本番入試」と言える状況です。
現在は私立大学の17歯学部全てで推薦入試(学校推薦型選抜)を行っています。
そして、多くの私立歯学部志望者は一般選抜の前に学校推薦型選抜を受けて、年内に歯学部進学を決めてしまっています。
このように現在の私立歯学部受験は、「推薦入試が本番入試」と言える状況です。
歯学部受験を考える受験生なら、まずは推薦入試(学校推薦型選抜)の受験を考えるでしょう。
受験校が決まれば、「推薦対策」に入ります。
私立歯学部推薦入試対策を進めるうえで欠かせないのが「過去問を見る」です。
自分が志望する歯学部の推薦入試では、「どういった問題が出題されるのか?」、「問題の難易度はどれくらいなのか?」、「記述式なのか、マーク式なのか?」、「問題量は試験時間に対して多いのか、少ないのか?」過去問を見て、こういったことを捕まえることが推薦入試対策の第一歩です。
まずは、志望する歯学部の過去問を入手するところからです。
ここでいう過去問は、「推薦入試の過去問」で、一般選抜の過去問では意味がありません。
例えば、東京歯科大学の数学は、一般選抜(一般入試)と学校推薦型選抜(推薦入試)では、はっきりとした違いがあります。
推薦入試対策として一般入試の問題を見ることは、出題傾向が大きく異なりますので、あまり意味がありません。
推薦入試の過去問は、出来れば3年分は見て欲しいところです。
1年だけでは、出題傾向がつかみにくいところがあります。
昭和大学歯学部は、学校推薦型選抜の過去問を3年分公表しています。
昭和大学歯学部推薦入試を受験予定であれば、ぜひ過去問を見てください。
ただ、残念なことに昭和大学歯学部では推薦入試の過去問は3年分公表していますが、解答はありません。
教えていただいている先生に、答えを教えてもらうのもいいでしょう。
また、オンライン個別指導メルオンのように私立歯学部受験に詳しい予備校なら解答を作っていますので、聞いてみるのもいいでしょう。
大阪歯科大学では推薦入試の過去問を解答付きで公表していますが、1年分しかくれません。
出来れば3年分はやりたいところですので、高校や塾に古い推薦入試の過去問が無いか聞いてみるといいでしょう。
私立歯学部受験に詳しいメルオンのような予備校なら古い過去問も持っていますので、相談するといいでしょう。
東京歯科大学や日本歯科大学では、そもそも推薦入試の過去問を公表していません。
とは言え、諦める必要はありません。
実際に受験した人からの「受験者報告」があれば、ほぼ過去問を把握することが出来ます。
高校や塾・予備校に、東京歯科大学や日本歯科大学の学校推薦型選抜を受験した人の「受験者報告」が無いか、聞いてみてください。
メルオンなどの私立歯学部受験に詳しい予備校なら、毎年の受験者報告を持っているはずです。
私立歯学部の学校推薦型選抜(推薦入試)対策の第一歩は「過去問を見る」です。
過去問を見て、自分がやるべきことをしっかりと捕まえてください。
次回に続く・・・