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歯学部入試のポイント

2024年度
歯学部へ行こう 「入試のポイント」 Vol.2

私立歯学部受験は、一般選抜の前に勝負が決まる

私立歯学部での合格を目指して受験生の皆さんは日々、勉強を頑張っていると思います。その勉強は、どこに向かっての勉強ですか?私立歯学部受験は、非常に特殊な大学入試ですから、他の学部を目指す友人と同じようなことを考えていると、思うような結果にならなかったりします。

私立歯学部受験の特殊性とは、「一般選抜の前に勝負は決まる」ということです。
私立歯学部入試も、他の学部と同じように一般選抜の他に、学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)があります。私立医学部入試を見てみると、私立歯学部と同じように学校推薦型選抜や総合型選抜があります。ただし、私立医学部入試の「本番」は、あくまで一般選抜です。多くの医学部受験生は、一般選抜での医学部入学となります。

一方、私立歯学部への進学者の多くは、学校推薦型選抜や総合型選抜からの入学者です。私立医学部で学校推薦型選抜を実施している大学は一部の大学です。しかし私立歯学部では、17歯学部全てで学校推薦型選抜を実施しています。

昨年11月に行われた、2023年度学校推薦型選抜の結果は、まだ公表されていませんので、2022年度の私立歯学部学校推薦型選抜の結果を見てみましょう。

私立歯学部で最も人気の高い東京歯科大学歯学部の学校推薦型選抜は、募集人員約50名に対し、合格者は64名でした。東京歯科大学の学校推薦型選抜は、専願制ですから合格者全員が入学しています。東京歯科大学歯学部一般1期の募集人員は、約50名ですので、一般前期の募集人員を上回る人数が学校推薦型で入学しています。

やはり歯学部受験生の人気の高い、日本歯科大学生命歯学部を見てみると、募集人員約40名の学校推薦型選抜の合格者は75名でした。募集人員を大きく上回る合格者でした。日本歯科大学生命歯学部の学校推薦型選抜も専願制ですから、75名全員が日本歯科大学生命歯学部に入学しています。一般選抜を見てみると、前期の募集人員は約53名ですので日本歯科大学生命歯学部も、学校推薦型選抜は一般前期を上回る入学者です。

関西の人気校、大阪歯科大学歯学部の学校推薦型選抜は、募集人員約40名に対し入学者は57名。一般選抜前期は募集人員約65名に対し入学者は33名ですので、大阪歯科大学歯学部入学者の多くは、学校推薦型選抜からの入学者であることが分かります。

このように、私立歯学部受験は、「一般選抜の前に勝負が決まる」と言えます。「一般選抜に向けた勉強は必要ない」ということではありませんが、私立歯学部受験を考えるのなら、学校推薦型選抜や総合型選抜に向けた準備が欠かせません。

ただ、東京歯科大学のように学校推薦型選抜の過去問を公表していない大学も少なくありません。実は東京歯科大学歯学部推薦の数学は、一般選抜の数学とは大きく異なります。公表されている一般選抜の問題を見て学校推薦型選抜の準備を進めると試験当日、問題を見て動揺するかもしれません。

過去問が公表されていなければオープンキャンパスに参加して、出題傾向を探るのもいいと思います。また、オンライン個別指導メルオンのように私立歯学部受験に詳しい予備校に聞くのもいいと思います。

他の受験生が出題傾向を分からない状況では、出題傾向を知り的確な準備を進めた受験生は非常に有利になります。

次回に続く・・・

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