2023年度
歯学部へ行こう 「入試のポイント」 Vol.3
Shigakubu.net事務局です。今回は、面接試験について情報をお届けいたします。
資料につきましては、大阪医歯学院より提供頂いています。
面接試験は、学力試験では見えない「目的意識」や「適性」を評価する重要な試験で、特に人間の「心」と「命」を預かる立場の専門職を養成する医学部・歯学部においては他学部に比べて大きなウエートを持っています。
医歯系の大学では、勉強はできるが、対人関係がうまくいかなかったり、目的意識が不明確なため継続性がなく、中途で挫折したりする学生が増えています。特に長年の受験勉強からの解放感のためか、多浪生の場合にその傾向が多く見られます。そこで、入学試験において学力以外の要素にも重点を置く大学が増えてきました。その一つが面接試験です。
面接試験では、適性や人間性とともにいかに目的意識をしっかりと持っているかが総合的に判断されます。
医師や歯科医師の適性は学力試験だけでは判断しかねるところがあるため、面接試験で最終的な合否の判断を行います。よって、面接試験を軽く見ていると、痛い目に合ってしまうことがしばしばあります。面接を「参考程度」と公表している大学でさえ、「学科試験の成績がどんなによくても、面接で不合格にする場合がある」とはっきりと明言している入試担当者もいます。決して面接を軽視できないのが現実なのです。
面接試験に対する対策として練習をしっかりと繰り返し行っておくことは、医歯系受験の必須事項です。
礼節・態度・言動は、一夜漬けでは身につきません。人間は、普段から身についた習慣がとっさの場合に出てしまうものです。よって、常日頃から訓練を行い、意図しない質問にもとっさに対応できる力をつけることが大切です。
次回に続く・・・