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歯学部入試のポイント

2023年度
歯学部へ行こう 「入試のポイント」 Vol.2

Shigakubu.net事務局です。歯学部入試に関わる様々な情報をご提供致します。資料につきましては、大阪医歯学院より提供頂いています。

歯学部入試を取り巻く状況は、高齢化社会への対応のための歯科医師数、医療体制の充実が早急に望まれています。大学歯学部を受験される皆さんは、自分自身の目標と歯科医師になるという自覚をしっかり持って受験勉強に励んでください。

まずは、私立大学歯学部入試について下記の通り整理しました。

私立歯学部の志願者は、2016年度、2017年度と続けて減少していましたが、2018年度、2019年度は微増しました。しかし、2020年度は再び減少、2021年度も減少となりました。また、定員割れの大学は、ほとんど見られなくなるなど、難易度が低くなったわけではありませんが、大学にさえこだわらなければ入学しやすい状況にはあります。しかし、「旧設歯科大学」といわれる東京歯科大、大阪歯科大、日本大、日本歯科大や、医学部が併設されて人気の昭和大などは、競争率も高く、高い学力が求められます。また、これらの大学の一般選抜や共通テスト利用試験では、国公立志望者や私立医学部志望者が併願で受験するケースも多いので、なおさらです。英語、数学、理科1科目は、しっかり実力を伸ばしておく必要があります。

さらに、私立歯学部では小論文や面接が課されることが多く、特に小論文は、志望動機や将来の歯科医師像など、面接で聞かれる項目がテーマになることが多いので、得意ではない人は早めに対策をしておきましょう。そして、面接や出願時の志望理由書を書くときのためにも、なぜ歯学部に進学したいのか、なぜこの大学に進学したいのか、将来はどうしたいのかを早めにしっかり考えておくことも大切です。

私立歯学部の入試は、多様化が進んでいます。「学校推薦型選抜」や「一般選抜(前期、後期)」の他、「総合型選抜」や「共通テスト利用入試」、「共通テストプラス入試」と様々な入試が行われ、しかも、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」などは複数回実施されるケースもあります。さらに、「編入試験」や「同窓子女入試」、「帰国子女入試」を実施する大学もあります。

このように、選抜方法が多様で、一つの大学を複数回受験できるようになっているのが私立歯学部の特徴です。私立歯学部合格を勝ち取るためには、基本的な問題を何度も演習する事に尽きます。基本問題で、平均50~60%以上の得点が必要です。共通テスト利用試験では、70%程度の得点が必須となります。

次に、国公立大学歯学部入試について下記の通りまとめました。

国公立歯学部の受験者総数は、2010年度から5年連続で増加していましたが、私立歯学部同様に、2016年度、2017年度は減少し、2018年度、2019年度は微増となりました。しかし、2020年度は再び減少、2021年度も減少となりました。難易度については、平均的に共通テストでの得点率は75%以上、2次試験は偏差値60以上が必要で、依然高いといえます。医学部志望の生徒が併願する学部として、歯学部、薬学部を考えるケースが以前より増えてきています。そのことが、受験者数の増加、難易度アップに影響していると考えられます。 

国公立歯学部の前期試験は、共通テストで5教科7科目(外国語・数学ⅠA・数学ⅡB・理科2科目・地歴公民1科目・国語)が課され、2次試験は英語と数学(数学Ⅲまで)と理科2科目が課されるのが主流ですが、徳島大、鹿児島大の2次試験は、英語と数学(数学Ⅲまで)と理科(1科目)、長崎大は英語が必須で、数学と理科から1教科選択となっています。また、2021年度入試では全大学で面接も課されます。基本的に前期では、12大学中7大学で2次試験の配点比率が高いので、2次試験は重要です。英語・数学・理科ともに論述力を磨き、応用力をつけておく必要があります。 後期試験の共通テスト指定科目は、東京医科歯科大以外は5(6)教科7科目です。2次試験は、小論文と面接を課すのが東京医科歯科大、岡山大、広島大、徳島大、長崎大で、面接のみ課すのが、新潟大、鹿児島大です。後期試験の場合、共通テストの配点比率の高い大学が多く、共通テストでの高得点が合格のポイントと言えるでしょう。東京医科歯科大の後期試験の共通テスト指定科目は、地歴公民が課されず、4教科6科目(外国語・数学ⅠA・数学ⅡB・国語・理科2科目)です。北海道大、東北大、大阪大、九州大、長崎大(2022年度より廃止)、九州歯科大は後期試験を実施していません。

総合型選抜は、北海道、東北、広島、九州、鹿児島、長崎、九州歯科の7大学で行われました。共通テストと、面接や小論文が課され、3~16人を募集しました。

学校推薦型選抜が行われたのは、東京医科歯科、新潟、大阪、岡山、徳島、鹿児島、長崎、九州歯科の8大学で、共通テスト(全大学)と、面接(全大学)、小論文(大阪、徳島、鹿児島は課さない)が課されました。

次回に続く・・・

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