患者さんに寄り添い、信頼してもらえる歯科医師になりたい
愛知学院大学 歯学部 6年
立木 和
(奈良県立 奈良高等学校)
Q1、歯学部を選んだ理由は?
歯学部の私立大学では単科の大学が多い中、総合大学である愛知学院大学では歯学部以外の人とも交流できるのではないかと考え、入学を決意しました。
Q2、歯学部で学んで、良かったと思う点は?
歯学部の授業では歯についての専門知識はもちろん、人体のなりたちや全身疾患について学ぶことができます。また、5年生での臨床実習では、先生方の治療を見学し、実際に患者さんの治療に携わることで、将来自分がどのような歯科医師になりたいか、じっくり考えることができました。
Q3、好きな講義について
好きな講義は、「口腔解剖学」です。口腔解剖学講座の授業では、口腔や歯のなりたち、構造を学びました。特に歯の発生についてはどのように歯が作られていくのか、どうやって歯が生えるのかなど歯学部でしか教えていただけないようなことを知ることができてとても興味深かったです。口腔解剖の授業を通して組織や歯の正常な形態を学ぶことで、疾患などの異常な形態を発見できるようになるため、歯科医師になるために必要不可欠な講義だと感じています。
1年生のときの研究室見学で口腔解剖学講座の本田教授から、iPS細胞を使った歯の再生についての研究内容を教えていただいたことが印象に残っています。歯の再生が治療の選択肢の1つになる未来もあるかもしれないいうことに驚き、感動したことを今でも覚えています。また、歯科医師として患者さんに関わり、治療をしていくだけでなく、このような研究を行い医療に貢献していく道もあるということを1年生の段階で知ることができたのはとても大きかったと6年生の今、改めて感じました。
学生生活はどのように過ごされていますか
入学してから5年生までは空手道部に所属していました。本学の歯学部は部活がさかんで、年に1回開催される全日本歯科学生総合体育大会に向けてどの部活も一生懸命取り組んでいます。勉強と部活の両立は大変ではありましたが、試験前は先輩方に勉強を教えてもらったり、同期で問題を出し合ったりして対策していたのがとても印象に残っています。
Q4、どのような歯科医師を目指しますか?
臨床実習の先生方の診療を拝見し、どのような説明をすると患者さんが安心して治療を受けられるのか、患者さんとの接し方を学ぶことができました。私も先生方のように一人一人の患者さんに真摯に向き合い、信頼してもらえるような歯科医師になりたいと思っています。
また、さまざまな講義を通して、自分の口からご飯を食べることがどれだけ大切なことかを学びました。歯科医師として少しでも多くの人が美味しく、楽しく、食事ができるような手助けをしていきたいです。虫歯の治療だけではなく、口腔機能の回復などにも目を向けて、加速して行く高齢化社会に貢献できる歯科医師になれるように日々精進していきたいと思っています。