2023年度
歯学部へ行こう「入試のポイント」 Vol.4
Shigakubu.net事務局です。前回に引き続き、面接試験について情報をお届けいたします。資料につきましては、大阪医歯学院より提供頂いています。
今回は、面接試験でよく聞かれる質問と答え方のポイントをご紹介します。 あなたならどう答えるか、考えをまとめて書き出してみてください。
1.なぜ本学を志望しましたか
入学意欲の確認が目的なので、大学に関する具体的な情報収集がポイントです。歯科医師を目指すスタート地点から理想とする歯科医師像までの延長線上にこの大学があるように答えるのがコツで、
① この大学を知ったキッカケ
② 調べてみてこの点が良かった
③ 自分は将来こんな医療をやりたい
④ だからこの大学に入学したい
と結びつけることが大切です。
2.なぜ歯学部を選んだのですか
歯科医師に対する目的意識の確認が目的なので、「親が歯科医師で後を継ぐため」というだけでは不十分です。幼い頃から現在までの歯科医師への思いの変化を答えるのがコツで、
① 歯科医師になりたいと思ったキッカケ
② その思いがこのようにふくらんだ(変化した)
③ だから将来は歯科医師になってこのような医療を行いたい と結びつけることが大切です。
3.将来はどんな歯科医師になりたいですか
目的意識の明確さ、強さの確認が目的なので、「社会に貢献できる歯科医師」等の抽象的な答えは良くありません。自分が将来やりたい医療を実践することが目的で歯科医師はそのための手段としてとらえる答え方をするのがコツで、
① 患者とこのような関係を築き
② このような医療が行える歯科医師になりたい
と結びつけることが大切です。
4.長所・短所を教えてください
歯科医師への適性と大学が求める人材かどうかの確認が目的なので、自分を売り込む気持ちで答えるのがポイントです。長所と短所は表裏一体なので、長所が時々過ぎて短所になると答えるのがコツで、
① 私の長所は○○です
② 短所は○○過ぎるあまり△△になる所です
③ それはこのように改善したいと考えています
と結びつけることが大切です。
5.大学に入ったら何をやりたいですか
学習意欲と向上心の確認が目的なので、まず最初に歯学の勉強を6年間しっかり頑張ると 答えるのは当然ですが、これだけでは不十分です。歯科医師に必要な3つの要素「知識」「技術」 「人間性」の中で「人間性」は自分で磨くものなので 「部活動やボランティア活動を通してコミュニケーション能力と協調性を養いたい」と答えることが大切です。
6.高校生活や浪人生活について
周囲の人との協調性を確認することが目的なので、高校生活であれば部活動や学校行事を通して、
① どういう立場で
② どのような苦労があり
③ そこから何を得たか
を具体的に答えるのがコツです。
浪人生活は友達をつくらず、勉強に専念したと答えるのはマイナスで、周りのライバル達と いかに切磋琢磨して学力を伸ばしたかを答えることが大切です。
次回に続く・・・